初フライトの朝 タクシーから流れてきた曲「Top of the world」

この曲も思い出深い曲。
カーペンターズの「Top of the world」

初フライトの日の朝。
偶然か、会社からの配慮か、
朝早すぎたからか、
同乗のCAもおらず、
ひとり、
羽田までタクシーで出勤した日。

タクシーに乗り、すぐに流れてきたのがこの曲。

偶然か。
運転手さんの趣味か、
配慮か。

ほんとうにわからないのだけれど、
これから初フライトに出かける私を精一杯励ますかのような、
カーペンターズの優しい声。
空とか、雲とか、世界とか。

夢がやっと叶った、この日。

今でも忘れない。

CAになったからと言って、
世界の頂点に登りつめたわけでも、
偉くなったわけでもないのだけれど、
自分が生きてきた中で、自分が望む場所にたどり着いたあの日のことは、
50歳の今となっても、
忘れることはできない。

そんな日の朝に、どうしてこの曲が流れてくるのか。

あの日以降、
カーペンターズも流れてくることはなかったし、
同乗されるCAがいることがほとんどで、
ひとりでタクシーで羽田までいくことはあまりなかった。

あの日は何だったんだろうと、今でも思う。

 

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